イヤミス

物語の考察

『黒い家』菰田幸子はなぜ命を金に変えたのか、音羽が考えた、話の通じない人のこと

貴志祐介『黒い家』を菰田幸子の側から考察。命を金額としか見ない執着、涙を道具に使う心、自分は正しいと信じ切る狂気。結末と、1999年の映画版との違いまで。※ネタバレあり。
物語の考察

『方舟』犯人は、なぜ平静に見えたのか、音羽が真犯人の側から考えた話

夕木春央『方舟』を真犯人・絲山麻衣の側から考察。犯人探しがそのまま生贄探しになる構造、方舟の作りと十人の顔ぶれ、ラストの種明かしで何がひっくり返るのかまで書きました。※ネタバレあり。
物語の考察

『未来』真唯子は、なぜ手を伸ばしたのか、音羽が考えた、気づいてしまった大人の話

湊かなえ『未来』の登場人物、篠宮真唯子(しのみや まいこ)と佐伯章子(さえき あきこ)。二十年後の自分から届く手紙、追い詰められていく章子、気づいてしまった大人にできること。結末には踏み込まずに書きました。
物語の考察

『白ゆき姫殺人事件』噂はなぜ真実になるのか、音羽が考えた、見ていた側の話

湊かなえ『白ゆき姫殺人事件』(白雪姫殺人事件)を考察。城野美姫(しろの みき)は犯人なのか。全員が正直なのに真実がずれる構造と、見ていた側の話。
物語の考察

『殺人の門』田島はなぜ、あの男を殺せなかったのか、音羽が考えた、くぐれなかった門の話

東野圭吾『殺人の門』の田島和幸(たじま かずゆき)と倉持修(くらもち おさむ)。人生を壊され続けても、なぜ田島はあの男を殺せなかったのか。殺意と実行のあいだにある距離を音羽が考えました。
物語の考察

『虚ろな十字架』死刑は誰を救うのか、音羽が考えた、浜岡小夜子が書き続けた理由

東野圭吾『虚ろな十字架』の浜岡小夜子(はまおか さよこ)と中原道正(なかはら みちまさ)。娘を殺された母が、なぜ死刑を求め続けたのか。遺族にとって死刑は救いになるのかを音羽が考えました。
物語の考察

「娘の死は、事故ではない」、『告白』森口悠子という母の静かな復讐

湊かなえ『告白』の森口悠子(もりぐち ゆうこ)。娘の愛美を殺した渡辺修哉と下村直樹に、なぜ牛乳という形で復讐したのか。最後の一文の意味まで、音羽の視点から考えました。