音羽

物語の考察

「力じゃなく、優しさを選ぼう」——『北風と太陽』旅人の目線で考察する、厳しさとぬくもりの本当の意味

イソップ寓話『北風と太陽』を考察。教訓は本当に「優しさが勝つ」だけなのか。北風は悪者だったのか、強さと優しさのあいだで何を選ぶのか。ビジネスの比喩としても使われるこの話を、音羽が読み直しました。
物語の考察

『100万回生きたねこ』なぜ最後だけ泣いたのか——音羽が大人になって読み返した話

佐野洋子『100万回生きたねこ』を考察。白いねこはなぜ自慢を聞き流したのか、とらねこがはじめて泣いた理由、そして二度と生き返らなかったこと。王さま・船乗り・おばあさんという飼い主たちの愛し方まで。
物語の考察

『ビロードのうさぎ』ぼろぼろになるまで愛されること——音羽が考えた、ほんものの話

『ビロードのうさぎ』を考察。「ほんもの」になるとはどういうことか。男の子に愛されたうさぎ、野うさぎたちに会う場面、そして燃やされる結末まで。おもちゃ箱のヒエラルキーについても音羽が書きました。
物語の考察

『星の王子さま』これは残された人の話だ——音羽が飛行士の側から読み直してみた

サン=テグジュペリ『星の王子さま』を、語り手である飛行士の側から考察。キツネが言った「飼いならす」の意味、たった一輪のバラが特別になるまで、王さま・点灯夫・地理学者たち、そして六年後に書かれた理由まで。
物語の考察

『沈黙』弱い人間は救われないのか——音羽が信者ではない立場で読んでみた

遠藤周作『沈黙』を音羽の視点で考察。神が沈黙するとはどういうことか、キチジローという弱い男、踏み絵の前でロドリゴが聞いた声について書きました。オリジナル曲も紹介。
物語の考察

『おおきな木』あれは本当に幸せだったのか——音羽が引っかかっている一行の話

シェル・シルヴァスタイン『おおきな木』(The Giving Tree)を考察。美しい話として読むと見えないもの、気になるあの一行、切り株になってからのこと、村上春樹訳のちがいまで。教訓のない絵本を音羽が読みました。
物語の考察

『黒革の手帖』元子はなぜ戦ったのか——音羽が考える、地味な女が手にした武器

松本清張『黒革の手帖』を考察。地味な銀行員だった原口元子はなぜ7,568万円を持ち出したのか。黒い手帖に書かれていたもの、楢林・安島との駆け引き、そして全部を失うラストまで。ドラマ版5作との違いも読み解きます。
物語の考察

『52ヘルツのクジラたち』聴こえない声のこと——音羽が読んで考えたこと

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』を、主人公・三島貴瑚の視点で考察。誰にも届かなかったSOS、アンさんがくれた「聴こえるよ」、そして声を失った少年との出会い。本屋大賞作品を音楽(考察MUSIC)とともに読み解きます。
物語の考察

『白夜行』雪穂は本当に冷たい女だったのか——音羽が考える、太陽のない二人の絆

『白夜行』のタイトルの意味は何か。白夜は太陽が沈みきらない現象、「行」は歩き続けること。雪穂が子どもの頃に何をされたのか、その後、亮司の「手が小さいんだな」、最後の一文まで、東野圭吾の代表作を音羽が考察します。
物語の考察

『流浪の月』更紗にとって、あの二か月は何だったのか——音羽が考える、事実と真実のあいだ

凪良ゆう『流浪の月』の家内更紗(いえうち さらさ)と佐伯文(さえき ふみ)。十歳の夏の二か月は、誘拐だったのか。事実と真実はどう違うのか。更紗の側から音羽が考えました。