極寒の中、雪の中を舞うタンチョウを写真撮影するため北海道釧路市へ

旅行が好き

数年前、極寒の地北海道にタンチョウを撮影しに行きました。

わたしは本州に住んでいるので真冬の北海道の寒さは分かっていませんでしたが思ってたより遥かに極寒でした。

早朝5時頃、日の出前の音羽橋でカメラを設置し、いつ飛立つか分からないタンチョウを寒さに耐えながら数時間待っていました。

気温は約 -25℃ 池の水も寒すぎて水面から湯気が出ています。

周りには結構なお年寄りも居ましたが、よくあの寒さに耐えておられたと感心します。

わたしのカメラも霜が降りてきて白くなっていましたが、さすが Nikon 撮影には全く問題ありませんでした。

撮影ポイント

音羽橋

釧路でのタンチョウの撮影ポイントとしては絶対に外せない場所の一つです。

釧路湿原に繋がる雪裡川(せつりがわ)に係る橋が音羽橋でタンチョウの寝ぐらです。

この場所は駐車場も整備されており橋のスペースもそれなりに広いので撮影しやすい環境になっていますが、真冬のシーズンは早朝から人が沢山来ているので良い場所を狙うなら早めに行って場所取りをした方が良いです。

しかし橋から見えるタンチョウの距離は遠く約100Ⅿ程先になります。

カメラのレンズは撮り方や好きな画角はあると思いますが、最低でも200mmは欲しいです、出来れば600mmがあれば撮り易いと思います。

望遠レンズは一眼カメラの醍醐味、野鳥撮影で楽しむ600mm の世界

橋以外の場所では基本的に撮影できませんし川辺に降りるのは立入禁止になっています。

そしてタンチョウは早朝に飛立ちますが時間は分かりません、早ければ7時頃、遅ければ9時前後の場合もあります。

ここでは飛立つまではカメラを構えてひたすら待ちます、なので極寒 ‐25℃で 3時間程度待てる防寒着とメンタルが必要です。

わたしの時は3時間ほど待って、やっとタンチョウが飛び立ちました。

川辺のタンチョウが一斉に飛立つ姿は圧巻の景色ですし羽ばたく音も聞けて感動しますが、一瞬の出来事なのでその時にトイレや車で暖を取ってたらタイミングを逃します。

先ほども言いましたがこの場所はタンチョウの寝ぐらです。

なので夕方にはまたこの場所に戻ってきます、その時間帯の音羽橋はガラガラなので、もしかしたら夕方の方が撮影しやすいかもしれません。

この音羽橋での撮影は絵になりますが、画角はほぼ決まっているので個性的な写真や独自のアングルなどは難しい場所でもあります。

正直なところ、音羽橋は有名になり過ぎたので撮った写真を見てもイマイチ面白味が乏しい感じがしました。

しかし、一斉に飛立つ姿をライブで見れたのは本当に良かったです。

鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ

ここではカメラのレンズは200mmでも大丈夫です、近くにタンチョウが来ることもあるので70mmでも撮れない事は無いです。

早朝の音羽橋より飛び立ったタンチョウ達は近くの餌場に飛んでいきます。

行先は数か所あり、その日によってタンチョウの数も違うのでどこが良いのかは言い切れませんが、わたしの個人的な感想では「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」写真撮影という意味では一番良かったです。

タンチョウ求愛ダンス

何が良いかと言うと、ここに来る人は観光客も居ますが大部分が写真撮影目的の人が多いです。

周りには何もなく、あるのは雪と空とタンチョウだけなので撮影に集中できます。

因みに「鶴見台」もタンチョウが沢山来ていますし、場所も道沿いで車も止めやすいです。

故に「鶴見台」は観光バスも立ち寄りますし、コロナ前は沢山の外国の方も来ていました。

タンチョウ飛来

写真撮影の観点からは、微妙な場所ですが、夕方の時間帯なら観光客も激減しタンチョウも一定数居るので撮影はしやすいですし、テイクオフのシーンなんかも撮り易いです。

この場所は、もともとは小学生の児童たちが給餌していましたが小学校が廃校となり、いまでは地域の方が給餌を引き継いでおられます、感謝ですね。

釧路名物・勝手丼

そして釧路市でタンチョウと共に絶対に外せないのが「勝手丼」

公式サイトはこちらです。

「和商市場」という市場で、勝手丼が食べられます、釧路駅より歩いて五分、駐車場もあるので安心ですが、初めて行くと入り口が地味で寂れた市場みたいな感じで不安になりました。

釧路名物、勝手丼

しかし中に入ると魚のパラダイスでした。和商市場は、別名「釧路の台所」
「函館の朝市」「札幌の二条市場」 とともに北海道の三大市場らしいです。

最初に、丼に入ったご飯だけを購入し、ご飯片手にお店を回ります。気に入ったお店で好きな具材を乗せたら「勝手丼」の出来上がり。

新鮮で大好きな具材がタップリ乗っかってて大満足です。

値段は選ぶ魚で違いますが、1500円前後で十分に満足できます。

まとめ

求愛ダンス

撮影時期ですが、雪の中での撮影なら11月頃から翌年3月頃までです。

タンチョウは一年を通して居ますので、阿寒国際ツルセンター等に行けば夏でも見れます。

わたしが行った、タンチョウ撮影ベストコース

早朝5時頃に音羽橋へ、タンチョウが飛立ったら鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ もしくは 鶴見台へ向かう。 撮影後は釧路駅近くの和商市場へ行き「勝手丼」を食べる。

タンチョウは音羽橋以外の所からも餌を求めて次々と飛来するので、シャッターチャンスは沢山あります。

カメラのレンズは音羽橋なら500mm以上が理想ですが、その他の場所では200mmあれば何とかなりますし、綺麗な景色と共にタンチョウ撮影するなら広角レンズがあっても面白いと思います。

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