ウラジオストクは近くて遠い極東のヨーロッパ・もう行けないロシア領土

旅行が好き

日本から直行便で約2時間半、気軽に行けるヨーロッパの港町、ロシアのウラジオストク。

地図を見ても分かるように本州なら沖縄に行くよりも近い距離です。

ウラジオストクは近年、中国や韓国そして一部の北朝鮮の人からも人気の旅行先となっていました。

因みに、北朝鮮とウラジオストクは国境を接しています。

わたしは行けなかったですが、北朝鮮の国境間近まで行けるツアーの様な物もありました。

そして日本でも、ここ数年で「一番近いヨーロッパ都市」として認知度が上がり、旅行者数も伸びていましたが、コロナの影響で世界的に海外旅行が出来なくなり、更にコロナ禍が落ち着き始めた矢先にロシアによるウクライナ侵攻。。

これで、決定的に日本からのロシア・ウラジオストクへの入国は一般人にはほぼ不可能となりました。

わたしは政治的な事やロシアとウクライナの過去からの民族的、宗教観とかは全く分からないので、とやかく言える立場ではありませんが、人と人が戦って命を落とすのは絶対に間違ってると思います。

コロナが流行る数年前に、ウラジオストクに行ってきました、その時の事を思い出しながら観光名所とかを紹介します。

シベリア鉄道

ウラジオストクはシベリア鉄道の始点であり、モスクワまでの全長9,297kmを走る世界で一番走行距離の長い鉄道です。

全区間の移動日程は7日間にもなる長旅です。

駅に入って駅内の様子を写真に撮ろうと思ったのですが、駅に入るには手荷物検査が必要で、わたしが行った時には、警備が厳しく軍隊の人が機関銃を持っていたので、なんとなく身の危険を感じ駅に入るのは断念しました。

外から見るとSLがまだ現役で走っているのが分かります。

ポクロフスキー聖堂と町並み

「ポクロフスキー聖堂」はロシア正教会の教会で、町の中でも存在感抜群の建物です、ウラジオストクを訪れたなら必ず見ておきたいものです。

ポクロフスキー聖堂

この町は人口は約60万人で、それなりに都市です。

町は全体的に治安が良く夜に出歩いていても不安を感じる事は在りませんでした。

ヨーロッパの雰囲気とアジアが入り混じった感じが独特な雰囲気をかもし出していて魅力的です。

わたしはバスで移動が多かったので、乗り継ぐ度にガイドブック片手に周りの人に行き方を聞いていましたが、言葉は通じずらかったですが、身振り手振りで教えてくれました。

鷹の巣展望台

ウラジオストクは、ロシアの中で極東に位置する都市です。もともと軍港として栄えたので、ソ連時代は「閉鎖都市」として外国人は立ち入りが禁じられていました。

それから数十年が経ち現在の発展する町、ウラジオストクを観察できるのが「鷹の巣展望台」です。

この展望台からはウラジオストクの街並みが一望できます。

そして注目すべき橋は長さ737メートルの「黄金橋」、APEC首脳会談のために2012年に完成しました。

展望台からはアパートやビルが見られます、それと軍艦らしき船も、停泊していました。

「鷹の巣展望台」からの風景で特に夕暮れ時は凄く綺麗で何時までも見てられる景色でした。

ウラジオストクでヨーロッパを気分満喫

ウラジオストクは観光地巡りと言う感じではなく、普通に町を歩いてて、何気ない景色が全てお洒落な感じがしました。

食事する所も多く、海産物の料理は美味しく値段もリーズナブルだったので蟹を頂きました。

海岸沿いに普通に軍艦は止まっていました。

鉄道に乗車する時も軍人さんが居てチョッと緊張しました、写真はとったけど、人物には加工を入れてます。

そして日本では見慣れない貨物飛行機も停まっていました。

ウラジオストクに行って一番感じたことは、普通のロシア人は普通に優しい感じがしました。

飲食店に行っても気さくに話してくれましたし、町の中でもタクシー乗っても、違和感なく対応してくれました。

また行きたいなっと思いルーブル紙幣は換金せずに持って帰ったのに、もう一生ウラジオストクには行ける気がしないのは本当に残念です。

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