屋久島は神秘の世界、日本最初の世界遺産・人生で一度は見たい縄文杉

旅行が好き

屋久島は 1993年12月、日本で初めて世界自然遺産に登録された島です。

以降、日本では数十ヵ所の世界遺産が登録されましたが、中にはホントに世界遺産? って思うほどの場所もあります。

世界遺産と言うものは、その場所や建造物等が未来永年に残したい為のシンボル的な意味合いですが、観光手段の為の世界遺産としか思えない場所もあります。

しかし屋久島に関しては、日本最初でユネスコに登録された世界遺産って事で、行けば分かりますが納得の世界遺産です。

そして屋久島に来る人の大半、特に初めての屋久島なら縄文杉を目指す人が多いです。

しかし縄文杉に行くには往復で約10時間かかる事は、有名なので皆さんは知っていると思います。

縄文杉を目指す場合は前半がトレッキングで最後の方が登山のイメージです。

トロッコ跡

行き方

行き方は、飛行機と船(鹿児島本港南ふ頭 出発・到着)のパターンがあります

  • 飛行機を利用する 屋久島空港 ⇔ 鹿児島空港 ・ 屋久島空港 ⇔ 福岡空港 ・ 屋久島空港 ⇔ 大阪 伊丹空港)
  • 高速船を利用する 高速船トッピー・ロケット 鹿児島本港南ふ頭 ⇔ 屋久島 宮之浦港、安房港

飛行機で行くには高いですが時短になります、伊丹空港からなら2時間弱で着きます。

値段ですが、ゴールデンウイークや夏休み時期は非常に高価で往復8万円以上掛かる日もあります。

シーズンオフで、ANA早割を利用すればの12月~3月は比較的リーズナブルに行ける場合もあります。タイミングが良ければ伊丹空港から往復で3万円台で行ける場合もあります。

レンタカーや宿泊施設も取りやすいので、わたしは2月に数回行っています。

船での移動の場合は、鹿児島本港南ふ頭から  宮之浦港、安房港 着のパターンがあります。

船でも飛行機でも屋久島到着時間は昼過ぎに着けるので、バスで軽い観光で屋久杉自然観や屋久杉ランドなど回ることが出来ます。やはり自由に周ろうと思えば、レンタカーがあれば便利です。

しかし繁忙期・ゴールデンウイークや夏休み時期は当日のレンタカーは絶望的です、事前予約が必ず必要です。

縄文杉には年間を通して行くことは可能ですが、夏は暑く、冬は雪が積もることがあります。

冬の積雪にさえ気を付ければ冬は人が少ないので屋久島・縄文杉を独り占め出来て、お勧めのシーズンかもしれません。

下記の写真は雪の日の道ですが、積雪量は日によって違うので、冬に行くときは必ずアイゼンかチェーンスパイクが必要です。

雪の中の道のり

ガイドさんは付けるべき?

縄文杉に行くには、ガイドさんとツアーで行くパターンと、個人で勝手に行く方法があります。

初めての屋久島で自然を満喫したければ、ガイドさんが居るツアーがお勧めです。

隠れた名所や、苔の事など幅広く教えてもらえて良い所で写真も撮って貰えて、何よりガイドさんの場合は宿泊施設まで車での送迎があるので便利です。

しかしツアーの場合は時間的に融通が利きにくく朝もかなり早く4時頃に集合の場合もあります。

個人で行く場合は登山口には、4月~11月の期間はバスやタクシーでしか行けません、この点からもガイドさんと行くツアーの方が便利です。

シーズンオフの12月~3月はレンタカーでも行けますが、雪が降って道が凍結すれば通行止めになります。

屋久島ではスタッドレスタイヤとかチェーンなどは無いので凍結が解除されるま待つことになります。

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個人で行く場合ですが、縄文杉までの道のりは一本道なので道に迷う心配は無いはずですが、不思議と年に数人は行方不明になってるみたいです。

そして個人で行く場合の注意点は雨ですが、特に豪雨の場合は要注意です。

ガイドさんが居ると、状況に応じてツアーの中止も含めて判断してもらえると思いますが、個人の場合は「せっかくここまで来たのだから」っという思いから、正しい判断が出来ない事があります。

とにかく屋久島の森に入ると天気予報は当てにはならず、晴天の予報でも山では普通に雨が降っていることがあります。

ガイドさんとツアーで行くか個人で行くかは自由ですが、登山の経験が浅い人は迷わずガイドさんとツアーで行くべきです。

往復約10時間と長時間のトレッキングとなるので、ツアーの場合はリスク等も考慮して、4~5時頃のスタートもありますが、個人で行く場合である程度体力に自信があれば登山口に6時前後スタートでも大丈夫です。

バイオマストイレ

歩きはじめて50分ほどで小杉谷集落跡地付近のトイレです。

縄文杉までの道のりでトイレの数は登山口から数えて3ヵ所です、どこのトイレも驚くほど綺麗に整備されています、感謝ですね。

縄文杉へ

屋久杉の定義は樹齢1,000年を超える天然の杉を「屋久杉」、それ未満の若い杉は「小杉」、人の手で植林した杉を「地杉(じすぎ)」と呼びます。

そして縄文杉ですが発見当時は樹齢4,000年と推定、縄文時代から生き続けてたとして“縄文杉”と名付けられました。

しかし樹齢の定説は3,500年、他に7,200年(世界最古の植物となる)、2,170年(科学的調査)など諸説あり過ぎます。

いずれにせよ途方もない昔からこの場所に根を張り様々な時代を通り過ぎ、生き続けている事に生命の神秘を感じます。

大木の根

そんな縄文杉への道のりは往復約22km、所要時間は10~11時間程度、標高差約700m 始めは、殆どがトロッコ跡の平坦な道をひたすら歩きます。

そしてトロッコ跡をひたすら歩くと、屋久島最大の切り株で中から見上げるハートが人気の「ウィルソン株」。

このウイルソン株までは、約8キロ 約3時間で来れます、ここまでは傾斜の少ない道なので比較的に楽に歩けます。

ウィルソン株
ウイルソン株から縄文杉へ

そして、ここからは樹齢約3000年の「大王杉」など至る所に屋久杉を目の前で見れて、楽しみながらトレッキング出来ると思いきや!

ここからは傾斜がきつくなります、体力の無い人・ここまででバテてる人は、「ウィルソン株」か「大王杉」ゴールでも良いと思います。

少なくともウイルソン株まで4時間掛かっていた場合は、潔く帰る方が良いと思います。

そして、あと2,5キロ 約2時間の道のりを越えたら、縄文杉に会えます。

縄文杉

わたしが行った時にはウイルソン株を越えた時から雪が降ってきて、縄文杉に着いたときは吹雪いていました。

人は殆どいなく縄文杉を独り占め、そして雪の中での縄文杉は神秘的で神々しかったです。

お金と時間を掛けて、しんどい思いをしてでも屋久島に来る価値はあると思います。

人間の人生は約80年、そのうち自分の力や意思で行動できるのは50年前後でしょうか、そんな人生の中で、一度は無理をしてでも縄文時代から繋いでいる生命を見る価値は大いにあると思います。

縄文杉までの道のりトロッコ跡や階段とか歩くのは凄くリズミカルで友達や仲間となら、より楽しくトレッキング間違いないと思います。

屋久島の別の魅力、西部林道の魅力について下記でも解説しています。

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