三重県の観光と言えば、伊勢神宮や志摩・赤目四十八滝・鬼ヶ城などあります。
しかし三重県には隠れた名所(隠れてないかも)人工物ながら存在感抜群の絶景場所が、四日市コンビナート!!
ここは国内有数の工場夜景スポット・光り輝く工場夜景の撮影に、四日市港ポートビル「うみてらす14」が絶対におすすめです。
四日市港ポートビル「うみてらす14」は14階建て、高さ100mの高層ビルで四日市港の開港100周年を記念して造られました。
ここに登れば、四日市工場夜景を高い位置から楽しむことができます。
夜景観賞用の為に作られた展望室は照明を暗くし、三脚や暗幕スペースが用意されていて、写真撮影にも配慮されています。
しかし、気を付けなくてはいけないのは開館時間です、土日祝日は21:00まで開いて居ますが、平日は17:00に閉館なので、夜景撮影は、週末限定となりますね。
アクセス
四日市コンビナートのすぐそばに、名古屋と伊勢方面をつなぐ国道23号線や1号線もあり、東名・新名神・東名阪といった高速道路へのアクセスも簡単なので、車だと非常に行きやすい場所です。
電車だと、「うみてらす14」の最寄駅はJR関西本線の「富田浜」という駅で、そこから徒歩15分〜20分ぐらいで行けます。
夜景鑑賞専門ブース
フロアの一角には、夜景展望室が設置されていて、照明が暗くなっており、ガラスの反射・映りこみを軽減してくれています。
なので写真撮影時もガラス越しの工場夜景を比較的綺麗に撮れますが、暗幕は有った方が、より良いとは思います。
これがうみてらすから見る工場夜景です、「みてらす14」の目の前には、暗闇の中でキラキラと輝くコンビナートが広がります。
工場の対岸には四日市ドームなどの四日市市街の夜景も。
工場夜景撮影で準備する物
カメラとレンズ
ガッツリと写真を撮るなら一眼カメラが必要です、フルサイズ、APS-C、など一眼レフもしくはミラーレス一眼カメラ。
個人的な感想ですが、「うみてらす14」での撮影は、レンズが広角だと撮影範囲が広く工場夜景ではなく普通の街の夜景になりやすいので、望遠レンズ 24‐200mm 程度が工場を強調されて良い感じだと思います。
しかし、これは好みの問題なので広角レンズではダメだと言う訳では無いです。
三脚
工場の光は綺麗ですが、夜景撮影なので全体的には少ない光をカメラに取り込む事になるのでカメラのシャッタースピードを遅くして撮影します。
シャッタースピードを遅くすると手ブレが起きるので、ブレを抑える意味でも必ず三脚は必要になります。
三脚を使用時は、手振れ補正を必ずOFFにしなくては、逆に写真がブレた感じになります。
レリーズ
レリーズとは、カメラ本体のシャッターを使わずに、少し離れた場所からシャッターを切れるカメラアクセサリーのことです。ケーブルタイプや無線タイプなどが販売されてます。
シャッターを押す際にファインダーを見なくてもよく、更にカメラをほとんど揺らさず撮影ができるので、夜景撮影の他にも置きピンで(予め、任意の場所にピントを合わせて置くこと)待機し、タイミングが来たらレリーズでシャッターを押し写真が撮れる優れものです。
夜景以外でも花火などの撮影や、長時間露光することで星空を明るく撮影する際にも有効活用できます。
更に、これだけの便利グッズの割に、Nikonやcannonの純正以外にサードパーティーからも発売されています、値段も安ければ数千円で販売されています。
夜景撮影のカメラ設定
夜景撮影には色々な方法がありますが、初心者でも簡単にできる絞り優先モードでの設定方法をご紹介します。
取りあえず定番の撮影設定
- F値 8〜11
- シャッタスピード 2〜20秒
- ISO 100〜400
- ホワイトバランス 白色蛍光灯
シャッタスピードを遅くしすぎたりISO感度を上げ過ぎると明るく写り過ぎます。
工場の灯りは白飛びしやすいです、灯りで白飛びせず全体が暗くなりすぎない設定が理想ですが、細かい事は気にせず設定を変えながら何枚も撮影すればベストな写真は撮れます。
撮影後にレタッチする前提ならJPEGよりはRAWで撮影した方が加工の幅は広がりますが、目安500枚以上撮影するなら、後の写真管理を考えるとJPEGの方が良いと思います。
「この1枚」と思う画角、設定の時にRAWでの撮影がお勧めです。
(PC等の環境によって変わるので、わたしの個人的な考えです、PCの管理環境が良いのならRAWの方が理想的です)
RAWとJPEGに関しては、こちらで解説しています。RAWで撮った写真は重たい、JPEGの方が良いのでは!?
下記の写真は、四日市コンビナート・霞ヶ浦緑地公園で撮影しています。
この場所も良いのですが初めて行く場合は明るいうちにロケハンが必要です、暗くなってからの場所移動は色々と不安になります。
まとめ
四日市コンビナートは撮影スポットは数ヵ所ありますが、初めて行くなら「うみてらす14」がお勧めです、取りあえずはこの場所だけで完結します。
トイレの心配もなく冷暖房も効いているので抜群の撮影環境です。
しかし「うみてらす14」で撮影する場合、三脚を立てて長時間撮影する人が多いので場所移動が出来ずらい事があります。
なので写真のアングルは限定的になり易いので、シャッタースピードや絞りなど変化させながら撮影すると失敗は無くなると思います。
RAWで撮影し後でホワイトバランスを変えるとで幅広い表現が出来ます。