ここでは一眼カメラで流し撮りの楽しさを紹介します。
一眼カメラに付いている機能 シャッタースピードをコントロールすることで、被写体を移動させた際に生じる流れるような効果。
実際に見ているスピード以上に躍動感がある写真が撮れます
これぞ一眼カメラの醍醐味、携帯カメラには出来ない離れ業です。
この技法を駆使することで、都会の夜景や車のライトなど、様々な被写体の背景を流れるように美しく表現することができます。
ただし、正しい設定と撮影方法を把握していないと、うまく撮影できないこともあります。ここでは、一眼カメラでの流し撮りについて解説します。
撮るものを探す
わたしもカメラを持って流し撮りしたいなぁ~って思ったとき、何を撮ろうか迷いました。
始めは電車を撮ろうと思いました。
でも、電車にカメラを向けたら鉄オタに間違えられそうで、そんな状況で落ち着いて写真が撮れない わたしは気が小さいです。
となると鳥! 近くの公園で 大きな鳥 ダイサキ は発見しましたが、なかなか飛ばない。
っで、飛ばないしチョッと休憩で携帯見たたら、飛んでる!居なくなってるので練習での野鳥撮影は、時間が掛かる割に撮影機会が少な過ぎるので諦めました。
となると手身近で撮り易いのは 飛行機。
カメラのキタムラ ネットショップ大阪国際空港
日本の大阪府と兵庫県にまたがる国内線専用の空港、またの名を伊丹空港。
わたしは伊丹空港の方が馴染みがあります。
話は戻り、流し撮りの件 そう飛行機なら一定間隔で飛んで来るし距離はあるけど大きいのでピントも合わせやすく練習にはもってこいの被写体です。
流し撮りする場所は空港の前に伊丹スカイパークがあります。
滑走路の西側真横に隣接する全長1.2kmの公園。 高さ7mの丘の上からは、飛行機の離着陸を大迫力で体感できます。ここまで間近で見られる公園はスカイパークだけです。
ここなら三脚立てて長時間居ても安心、トイレもあるし軽食も出来るし、屋根もあるし、更に飛行機の掲示板あるんで飛んで来る時間も分かるし、最高じゃん。
流し撮りの実践編
では、ここから流し撮りの実践編を解説します。
まずカメラは一眼なら何でも良いですが連射が出来るカメラが望ましいです、秒間5枚 くらい撮れるカメラなら十分です。
流し撮りの設定は、カメラのシャッタースピードを遅くすることが重要です。被写体の移動スピードや流れる方向に応じて、シャッタースピードの設定を調整する必要があります。
- カメラの設定はシャッタースピード優先
- レンズ 24mm ~ 100mm 結構近い
- 三脚(なければ手持ちでもOK)
基本的にはこれで大丈夫ですが、レンズに関しては独自の視点で撮る場合もあるので臨機応変に、私は超広角レンズでの流し撮りも好きです。
次は実践ですが、シャッタースピードは遅い方がスピード感は増しますが、さじ加減もあるので
基本設定は下記をベースにします。
- Sスピード 1/80 始めはスピードはやや早め、徐々にスピードを落とす
- ピントは関しては、中央一点 この設定なら何処にピントが合ってるのか分かり易い
- 絞りの値はF5.6~F18 くらいで気にせず撮りましょう(シャッタースピード優先ならカメラが勝手に設定してくれます)
- ISO感度 1600 以下位を目安(低い程シャッタスピードを抑えられるので昼間だと100で大丈夫)
- 構図は日の丸構図(最初は画面の真ん中に飛行機を入れる事が大事、慣れたらアレンジを加える)
これは 1/100 秒で撮った写真です、やや流れが遅いです。
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設定が出来たら後は飛行機が来るのを待つだけです、三脚使用すると水平にカメラを移動できるので楽ですが手持ちの方が機動力はあるので、現場の状況次第で使い分けして下さい。
今のカメラは優秀で被写体自動検出みたいな機能もありますが、飛行機を撮りに行ってるので余計な部分にピントが動くのを防ぐ為に、中央一点。
飛行機は大きいので中央一点で十分にフォーカスは合います。
日の丸構図でも、飛行機が向かってくる場合と、真正面に来てる場合、飛び立つ場合 色んなパターンがあるのでバリエーションが広がります。
なお、シャッタースピード優先なので絞値は周りの明るさで変化します。
昼間を基本とするなら(理想は曇り空)
細かい設定よりも流し撮りの精度に気を配って、1/30秒で 撮れるなら 1/20秒に落として撮れたら十分です。
この写真は 1/30 で撮影してます、上の写真と比べて撮ったコンディションもカメラも違いますが、この写真の方が背景の流れ具合が綺麗です。
実際のところピタッとピントの合った流し撮りってプロでも難しいです数百枚失敗してます。
ピントがしっかりと合ってるのは数パーセント、その中でのベストなアングルだと数枚しか撮れてないのが実情です。
流し撮りのメリット
独特な効果を表現できる
カメラのシャッタースピードを遅くして被写体を移動させることで、被写体が流れるような効果を表現する撮影技法です。
この効果を上手く利用することで、被写体をより美しく、印象的に表現することができます。
光や色の表現が豊かになる
被写体を移動させながら撮影するため、被写体に対して背景や周囲の光が流れるように写ります。
このため、光や色の表現が豊かになり、被写体をより魅力的に表現することができます。
動きを表現できる
流し撮りは、被写体を移動させることで、被写体の動きを表現することができます。
例えば、車のライトや夜景を撮影する場合、ライトが流れるような効果を表現することで、車や街の灯の動きを表現することができます。
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!以上のように、流し撮りを行うことで被写体に独特の効果を表現することができ、光や色の表現が豊かになります。
また、動きを表現することもできるため、被写体をより印象的に表現することができます。
流し撮りのデメリット
手ぶれが起こりやすい
カメラのシャッタースピードを遅くして被写体を移動させるため、手ぶれが起こりやすくなります。
特に、長時間露光を行う場合や、手持ち撮影を行う場合には、手ぶれによる画像のブレが生じることがあります。
被写体がぼやける
カメラのシャッタースピードを遅くするため、被写体が移動している間にシャッターが開いている時間が長くなります。そのため、被写体がブレたり、ぼやけたりすることがあります。
設定が難しい
シャッタースピードやISO感度、絞りなどの設定を適切に調整する必要があるため、初心者にとっては設定が難しい場合があります。
また、撮影環境・天候状態によって設定を変える必要があり、試行錯誤が必要な場合があります。
まとめ
- シャッタースピードを出来る範囲で遅くする。
- シャッタースピードは被写体の移動スピードや撮影環境に応じて臨機応変に調整する。
- 三脚や手ブレ補正機能を使い、ブレをコントロールすることが重要です。
- ISO感度は低めの方がシャッタスピードを落とせる。
- 絞り値の設定は大きいほどシャッタスピードを落とせるので被写体や環境に応じて調整する。
流し撮りは思った以上に簡単です、飛行機が来れば、進行方向にカメラをスイングしながらシャッタを押し続けるだけです、何百枚、何千枚撮れば、数枚は良い写真があります。
感覚的には、一回の撮影で数千枚撮って、2~3枚も良い写真があれば大成功ですよ。
流し撮りの感覚に慣れてきたら、次はもっとハイクラスな流し撮りにチャレンジしてみましょう。
流し撮りは独特の効果を持ち、被写体を美しく表現することができる撮影技法です。
ただし、正しい設定や撮影方法を把握していないと、うまく撮影できないこともあるため、試行錯誤しながら挑戦すると楽しく撮影できます。
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