映画アバウト・タイム は2013年に制作されたイギリスのSF恋愛映画で、その時は見てなかったのですが先日、Netflixで見ました、評判が良いのは聞いていたのですがホントに良いお話の映画でした。
この映画は、時間旅行の要素を取り入れつつ、愛や家族、人生の意味など、深いテーマを扱っています。
感動的な話で、多くの人が涙を流しながら観賞しています。また、出演者たちの演技も素晴らしく、特に主演のドム・ナルソが繊細かつ自然な演技を見せています。
家族や恋人、友人など、大切な人との関係や、人生の短さや尊さを考えるきっかけとなる、非常に感動的で心温まる映画です。
わたしはドハマりしたので、立て続けに二回見ました。
主人公のティムとメアリーは出会って結婚して子供が出来て、それなりに家族の中での事件は起きますが、二人は暖かい家族に囲まれて幸せに過ごしていきます。
主人公の二人を見ていると、ホントに理想的なカップルで、憧れます。
映画のストーリー
映画って見る時の事前情報は少なかったら少ないほど、見た時の楽しみが増えるのでストーリーは極力簡単に書きますが、見どころのポイントは詳しく書きます。
主人公の男性は時間を操れます、タイムトラベラーです、が、決してSF映画でも無いんです、変な乗り物とか機械とかロボットは出てきません。
ホントにゆるい~~ゆるい~~緩いタイムトラベラーの話です。
主人公ティムは幸せな家庭環境に生まれ、弁護士になりました、ここまで何不自由ないティムが、21歳の誕生日を迎えたとき、父親から一族の秘密・一族の男子のみタイムトラベルの力が有る事を知らされます。
ただしこの能力の使い方には条件があって、自分の過去にしか行くことはできない、未来には行けません。
そして父親は過去に祖父が金儲けの為にタイムトラベルを使い散々な人生を送ったことを諭し、お金の貯めには力は使う事はダメだと教えました。
父に理想の人生を送るために能力を使えと忠告され、ティムは恋愛のために使おうと思い、女性にアタックしていきます。
結局のところ、自分の欲望のままにタイムトラベルを駆使して人生を最高のものにしていく、そんなストーリーかも知れないですが、そんな事はまったくありません。
忙しい朝に簡単栄養チャージ!朝食スープティムはときおり父親と男二人で卓球を楽しんでます、父親もタイムトラベルを使うことが出来るので、この何気ない父親との卓球してるシーン、どちらかがタイムトラベルで戻って卓球を楽しんでいるのか?
それとも現実の時間の中で楽しんでいるのか? 見終わってこのシーンを思い出すと切なくなります。
感想と見どころ
この映画、知り合い数人にも見てもらいましたが感想は色々で、わたし以上に感動した友達もいましたが、中には全く感動出来ない人も居ました。
とはいえ、見た人の殆どは見てよかったと言ってくれてます。
話は二人を取り巻く出来事がオムニバス形式で展開されていく感じです。
特にティムの妹のキットカットのエピソードは恋愛について色々な見方が出来るし、また妹を親身になって見守るティムとメアリーが優しすぎです。
この映画のサブタイトルにあるような、愛おしい時間について とにかくハートフルな話で、どんな時も、今を楽しもう!
オープニングで家族の生活が出てくるんですが、雨の日も風の日も・・・一年中、楽しく過ごしています。台風で強風と豪雨の中での結婚式でも、その時間を楽しんでます。
途中のワンシーンで、ティムが落ち込んで仕事も帰りのコンビニでも、家に帰っても憂鬱な一日だったのを、同じ一日をタイムトラベルでもう一度やり直しました。
前向きに顔を上げて過ごすと、さっきは見えなかった日常の景色やコンビニの店員さんの笑顔、同じ何気ない一日でも顔を上げて過ごすと見える景色は全然違って見える。
見終わった後は毎日を大切に生きていこうと思うこと間違いなと思います。
日々がつまらないと感じる人はこの映画をみれば、毎日の生きる視点がちょっとは変わるかなと思います。
この映画の色合い・明度とか色彩は抑えられており間色(原色の反対で柔らかい色合いの事)で表現されていたのも、話の暖かみを感じる大きな要因になっていたかと思います。
ほんとに、愛おしい時間が溢れてる映画でした。
まとめ
タイムトラベルの能力を持つ若者ティムが、自分自身や大切な人たちとの人生の中で出会いや別れ、成長や学びを通じて、時間と人生の尊さや大切さを学ぶストーリーです。
この映画は、家族や恋人、友人との関係を通じて、人生を大切に生きることの重要性を訴える、感動的で心温まる作品として知られています。
また、出演者たちの演技が素晴らしく、特に主演のドム・ナルソが繊細で自然な演技を見せていることでも知られています。
そして時間旅行の要素を含むファンタジー映画ですが、深い人間ドラマを描いており、多くの人々の心を打つ作品として、世界中で高い評価を得ています。